観光スポット

仲之川

自然

仲之川の東方に金城大樋川(カナグスクウフヒージャー)、西方に寒水川樋川(スンガーヒージャー)があり、その中間にあるので「仲之川」と名付けられたといわれている。

基本情報

フリガナ
ナーカヌカー
所在地
903-0815 沖縄県那覇市首里金城町2-11 付近
電話番号
098-917-3501 那覇市文化財課
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
那覇空港から「ゆいレール」に乗車。首里駅で下車徒歩19分。路線バス(4番15番)石畳入り口バス停下車徒歩1分。

付随情報

学術的詳細
文化財(国指定天然記念物)指定年月日:昭和52年4月8日
仲之川の東方に金城大樋川(カナグスクウフヒージャー)、西方に寒水川樋川(スンガーヒージャー)があり、その中間にあるので「仲之川」と名付けられたといわれている。高台で水が湧く理由は地層に関係し、上層には水を通す琉球石灰岩が、下層には水をとおさないクチャ(泥岩)がある。このカー(井戸)の底辺近くも、クチャ(泥岩)になっていると推測される。仲之川の碑文によると「水は岩根よりコンコンと湧き出て、雨が降っても濁らず、日照りにも渇れず、他村より水くみにきたり、首里城の御用水にもなる重宝な井戸だったが、1863年6月の大雨で西側の石垣が破壊された。原因は地盤の弱さで、積み直すには多額のお金がかかり村だけでは修復できないと困っている時、宮城筑登之親雲上(みやぎチクドゥンぺーチン)・新垣筑登之親雲上(あらかきチクドゥンペーチン)ほか45人の協力とお金で修理することができた。そして2人は、褒賞として位階を頂戴した」ことが記されている。石積みは半円形3段のあいかた積みとなっている。住民と水の関わりを知る上で重要な史跡。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会