虎瀬山(虎頭山)
景勝地歴史自然






首里城の北北東、首里赤平の北沿いに延びる標高約130mの琉球石灰岩の丘陵。頂上の岩石が虎の頭に見えたことから虎瀬山(トゥラジヤマ)、虎山(トゥラヤマ)とも表記され、遠くに海を見渡せる景勝の地として知られる。
基本情報
- フリガナ
- トゥラジヤマ
- 所在地
- 903-0811 沖縄県那覇市首里赤平町2-67虎瀬公園
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- 「ゆいレール」儀保駅より徒歩8分
付随情報
- 学術的詳細
- 首里城の北北東、首里赤平の北沿いに延びる標高約130mの琉球石灰岩の丘陵。頂上の岩石が虎の頭に見えたことから虎瀬山(トゥラジヤマ)、虎山(トゥラヤマ)とも表記され、遠くに海を見渡せる景勝の地として知られる。
琉球王国時代、松の生い茂る虎瀬山には「虎瀬ヌ御殿(トゥラジヌウドゥン)」と呼ばれる小規模な別邸(創建年不明)が造られ、王家の遊覧地となっていた。虎瀬山の景観は「首里八景」の一つとして「虎山松涛」と謳われ、「松」・「月」を歌題に虎瀬山を謳った詩歌が多く残された。
廃藩置県(1879年)の後、「虎瀬ヌ御殿」は廃され、沖縄戦(1945年)で虎瀬山の松林も焼失した。戦後丘陵の東側及び周縁部は削られ宅地化されたが、1982年(昭和57)に頂上一帯が整備され「虎瀬公園」となった。
園内に建てられている歌人佐藤惣之助の歌碑は、1959年(昭和34)琉球大学敷地内(現首里城)に設置されたが、首里城復元にともない1992年(平成4)この地に移設された。 - 情報引用元
- 那覇市歴史博物館