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首里城跡(世界遺産)

世界遺産史跡歴史

琉球王朝最大の王城であり、戦前は正殿等が国宝に認定されていた。沖縄戦で破壊され、戦後は琉球大学が建設されたため、わずかに残っている城壁や建物の基礎の一部が世界遺産に登録されている。復元された「歓会門」「瑞泉門」「漏刻門」「広福門」「下之御庭」「首里森御嶽」は無料で散策することができる。

基本情報

フリガナ
シュリジョウアト
所在地
903-0815 沖縄県那覇市首里当蔵町3-1首里城公園内
電話番号
098-886-2020 沖縄美ら島財団首里城公園管理部
営業時間
4月~6月/8:00~19:30
7月~9月/8:00~20:30
10月~11月/8:00~19:30
12月~3月/8:00~18:30
休日
なし
料金
無料
駐車場
有料駐車場あり
アクセス
那覇空港から「ゆいレール」に乗車。首里駅にて下車。徒歩10分。市内線(1、17)番、市外線46番に乗車し、首里城公園入口バス停にて下車、徒歩約5分で守礼門に到着。
首里城下町線8番に乗車し、首里城前にて下車、徒歩1分で守礼門前に到着。
市内線9番・市外線25番に乗車し、山川バス停にて下車、徒歩約15分で守礼門に到着。
URL
http://oki-park.jp/shurijo-park/

付随情報

バリアフリー
車イス駐車場
学術的詳細
世界遺産 指定年月:平成12年2月登録
文化財(国指定史跡) 指定年月日:昭和47年5月15日
伝説によると首里城は、琉球を築いた天孫氏によって開かれ、舜天(しゅんてん)王代(1187~1237年)に規模を拡張し、察度(さっと)王代(1350~95年)には「高さようり」という高い建物がつくられたといわれているが、その起源について詳しいことはよくわかっていない。首里城は1406年尚巴志(しょうはし)が三山を統一し1879(明治12)年琉球最後の尚泰王が明治政府に明け渡すまで、琉球の中心として栄えた。
1422(永楽20)年に尚巴志が即位したころから龍潭(りゅうたん)が掘られ、1427(宣徳2)年には安国山(あんこくざん)がつくられるなど、城の内外の整備が進められたことから、この頃までには現在の場所に首里城があったことがわかる。以来、1879(明治12)年廃藩置県に至るまで、歴代国王の住まう城であった。
首里城は、東西約400m、南北270mで、その面積は約62,000m2(平米)になる。正殿を中心に東側は内(うち)と呼ばれ、国王の住いなどがある区域で、西側は表(おもて)と呼ばれ、正殿前の御庭(ウナー)を中心に北殿、南殿(1609年、薩摩侵攻以降に建立)、奉神門が取り囲み、冊封をはじめとする国家的儀礼や行事、政治の場として機能していた。また、西南の一角には京の内と呼ばれる神聖な区域があった。城壁は北西側と東南側が尚真(しょうしん)王~尚清(しょうせい)王代(1477~1555年)にかけて二重にされ、久慶門(きゅうけいもん)・歓会門(かんかいもん)・継世門(けいせいもん)は、城壁のくぼんだ部分に設けられ、城壁の上には人が通行できるように武者走りを配するなど、防御機能を備えている。
国王の住いと国家的儀礼・行事・政治・行政を行う施設が一体となっていて、中国の紫禁城などの影響を色濃く受けており、わが国における他の城とはかなり異なる特徴を持っていた。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会