観光スポット

みなと村役場跡

歴史

沖縄戦の後、特別に設置された行政区みなと村の役場跡。

基本情報

フリガナ
ミナトソンヤクバアト
所在地
900-0026 沖縄県那覇市奥武山町42-3奥武山公園内世持神社鳥居前
営業時間
特になし
休日
なし
料金
無料
駐車場
屋外無料駐車場有り(100台以上)
アクセス
「ゆいレール」奥武山公園駅から徒歩約5分。
セルラースタジアム横、世持神社内。

付随情報

学術的詳細
沖縄戦の後、特別に設置された行政区みなと村の役場跡。
1945年(昭和20)の沖縄戦の後、米軍専用となった那覇港での米軍需物資や民間の食料品等の荷役作業は、当初日本軍捕虜によって行われていたが、捕虜の解放、本土への引揚げにより、沖縄県民約2千人の那覇港湾作業隊が組織された。この作業隊及びその家族を含めて約1万人の生活・労務管理等を円滑に行うため、1947年(昭和22)5月1日、当時の沖縄民政府によりみなと村が設置された。初代村長には港湾作業隊の指揮を執っていた国場幸太郎が就任。役場庁舎には奥武山の世持神社(よもちじんじゃ)の建物が使用された。
村の行政区域は、奥武山を中心に戦前の那覇市山下町、真和志村の楚辺(そべ)・松尾・壺川など約23万坪にも及んだ。また米軍のテントカバーで作られた規格住宅が1世帯に1棟づつ割り当てられ、奥武山など区域内には規格住宅が立ち並んだ。
1950年(昭和25)、港湾作業が民間の業者による請負制になったため、村存続の意義がなくなり、同年8月1日那覇市に合併し、みなと村は解消された。
情報引用元
那覇市歴史博物館