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新垣家住宅

歴史

新垣家住宅は、那覇市壺屋に所在する陶工の住宅で、1974年まで陶業を営んでいた。約400坪の屋敷内には、赤瓦を連ねた主屋、作業場、離れ、登窯(のぼりがま)や石造フール(豚舎)、石垣などが残っている。現在、平成29年度の公開に向けて修復工事を行っている。

基本情報

フリガナ
アラカキケジュウタク
所在地
902-0065 沖縄県那覇市壺屋1-28 付近
電話番号
098-917-3501 那覇市文化財課
駐車場
なし
アクセス
ゆいレール牧志駅下車徒歩約8分、壺屋バス停から 徒歩約 3分

付随情報

学術的詳細
文化財(国指定建造物)指定年月日:平成14年12月26日
新垣家住宅は、那覇市壺屋に所在する陶工の住宅で、1974年まで陶業を営んでいた。約400坪の屋敷内には、赤瓦を連ねた主屋、作業場、離れ、登窯(のぼりがま)や石造フール(豚舎)、石垣などが残っている。中心となる主屋は19世紀後半までに建築されたとみられ、遅くとも明治末年頃までに現在の屋敷構えが整えられたと考えられる。新垣家は琉球王朝時代17世紀の壺屋統合の頃に読谷から移住して登窯を築いたと伝えられており、代々親雲上(ペークミー)の称号を有し、壺屋陶業での中心的役割を果たしていた。屋敷は南向きで、通りに面する南面と西面を石垣で築いている。門口に立つと東側には離れ、西側には赤瓦屋根の上に「チブルシーサー」を据え付けた作業場がある。入口からなだらかな石敷きを上ると正面に生垣のヒンプンが設けられ、奥には主屋があり、その東側に登窯、西側にフール(豚舎)を配している。主屋は、「ウフヤ」と「トングヮ」が一体となった造りで、「ウフヤ」は6畳の一番座に床、8畳の二番座に仏壇を構え、裏座が設けられており、台所の「トングヮ」には、煉瓦積の竈が設けられている。作業場は作陶のための施設で、離れも、もとは作業場として使われていた。登窯は通称「東の窯」と呼ばれ、全長約23m、幅約4mで最上部にある排煙口を除く窯全体が赤瓦の屋根で覆われている。新垣家住宅は、伝統的な壺屋陶工の住宅形式を知る上で唯一残された貴重な建造物である。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会