加良川(取付道路も含む)
史跡歴史自然
加良川は『首里古地図(しゅりこちず)』(18世紀初めごろ)にも描かれ、1759(乾隆24)年、そばを流れる小川(現在の真嘉比川)に加良川橋が架けられたという『球陽(きゅうよう)』の記録に登場するのが最初である。井戸の名としては1807(嘉慶12)年につくられた『宝樋(たからひ)』という碑文に記されている。
基本情報
- フリガナ
- カラガー
- 所在地
- 903-0821 沖縄県那覇市首里儀保町2-10-1 付近
- 電話番号
- 098-917-3501 那覇市文化財課
- 営業時間
- 特になし
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- アクセス
- モノレール儀保駅より徒歩4分
付随情報
- 学術的詳細
- 文化財(市指定史跡)指定年月日:平成元年7月14日
加良川は『首里古地図(しゅりこちず)』(18世紀初めごろ)にも描かれ、1759(乾隆24)年、そばを流れる小川(現在の真嘉比川)に加良川橋が架けられたという『球陽(きゅうよう)』の記録に登場するのが最初である。井戸の名としては1807(嘉慶12)年につくられた『宝樋(たからひ)』という碑文に記されている。井戸の構造は、川岸にある高さ約6mの石灰岩に開く自然の洞穴から湧き出る水をせき止めたもので、井戸口の前には箱形の水くみ広場が設けられている。また、あふれた水がその広場の下をくぐって、そばの小川に注ぐよう工夫されている。加良川橋の横から井戸へ下る石畳道は広くとられ、広場のまわりには一段高くなった通路が設けられ、水をくみにきた人たちが順番よく往き来できるよう工夫されている。洞穴の左右は、巧みな沖縄独自の「あいかた積み」という技法の石積みで、広場やそれに連なる石敷も特徴的である。 - 情報引用元
- 那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会