観光スポット

崎山御嶽

史跡

王府時代、首里大阿母志良礼(しゅりおおあむしられ)が仕えた南風之平等(はえのひら)の御嶽の一つ。『琉球国由来記(りゅうきゅうこくゆらいき)』(1713年)には、那覇にある波上宮の縁起に関わる崎山里主の屋敷だった、と記されている。彼の墓と言い伝えられている東姓拝所(とうせいはいしょ)が境内にある。御嶽の門は、もとは切妻破風屋根(きりづまはふやね)の石造アーチ門だが沖縄戦で破壊され、現在ではコンクリートづくりの門になっている。

基本情報

フリガナ
サキヤマウタキ
所在地
903-0814 沖縄県那覇市首里崎山町1-39 付近
電話番号
098-917-3501 那覇市文化財課
営業時間
特になし
休日
特になし
料金
無料
駐車場
なし
アクセス
金城町バス停より徒歩2分崎山公園内東側入り口

付随情報

学術的詳細
文化財(市指定史跡)指定年月日:昭和61年6月25日
王府時代、首里大阿母志良礼(しゅりおおあむしられ)が仕えた南風之平等(はえのひら)の御嶽の一つ。『琉球国由来記(りゅうきゅうこくゆらいき)』(1713年)には、那覇にある波上宮の縁起に関わる崎山里主の屋敷だった、と記されている。彼の墓と言い伝えられている東姓拝所(とうせいはいしょ)が境内にある。御嶽の門は、もとは切妻破風屋根(きりづまはふやね)の石造アーチ門だが沖縄戦で破壊され、現在ではコンクリートづくりの門になっている。1959(昭和34)年、大川清によって試堀調査が行われ、かなり豊富な古い瓦を含む層が確認され、高麗瓦(こうらいがわら)と大和系瓦(やまとけいがわら)が出土した。境内東の丘の下には、王府時代吉方が巳の方位(南南東)にあたる年の元旦に、国王へさし上げる若水を取った「崎山樋川(さきやまヒージャー)」がある。
情報引用元
那覇市教育委員会文化財課(2007)『那覇市の文化財』那覇市教育委員会