神徳寺
神社仏閣
神徳寺(じんとくじ)は沖縄県那覇市安里に位置する東寺真言宗の寺院であり、元々は「安里八幡宮」を管理するために置かれた寺・別当寺であった。山号は高明山。本尊は不動明王。
沖縄県内で宗派を同じくするお寺には神宮寺(宜野湾市普天間)、遍照寺(沖縄市久保田)、臨海寺(那覇市曙)、聖現寺(那覇市上之屋)などがある。
基本情報
- フリガナ
- ジントクジ
- 所在地
- 902-0067 沖縄県那覇市安里38
- 休日
- 特になし
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり
- アクセス
- ゆいレール牧志駅下車徒歩約8分
付随情報
- 学術的詳細
- 天順年間(1457〜1464)喜界島をなかなか制圧できなかった尚徳王に対し、ある村人が「国王自ら出兵すると勝つことが出来る」と進言した。王は自ら出陣したが、首里城の麓を過ぎた時水鳥がいた。王は勝機があるのならば水鳥を射ち落とせるようにと願掛けをし、一対の矢を放った。すると、甲矢は地を乙矢は水鳥を射たため喜んで出航した。海を進んでいくと波間に鐘が漂っている。軍兵が掬い取ろうとしたがなぜか出来ないのに船の側からは離れない。そこで王が私が勝利出来るなら鐘も取れだろうと誓い右手を差し出すと、鐘は波にのって王の手に収まった。王は喜んで掬い上げ、船内に輿を作って祀り、帰国の後寺と社を創建し神通矢を神体として祀ったという言い伝えが残っている。